医師から聞いた話では、インフルエンザは風邪の中でも特別といえるほど症状が重く、肺炎も誘発し、死に至ることもあるとのことだった。1900年代の始めごろにはインフルエンザの大流行で4000~5000万人もの死者が出たという。第1次世界大戦が終結したのもこの大流行のせいなのだそうだ。
インフルエンザの治療に用いるタミフルは、中華料理で香辛料に使われるトウシキミの果実である八角と成分が一緒である。もっとも、八角を食べてもインフルエンザの治療に役立つわけではないが。また、最近では、石油などの化学的な物質を使用してタミフルを作るようになってきている。
インフルエンザの「A型」「B型」「C型」ではウイルスの構造が異なり、C型は小児期に感染し呼吸器に障害をもたらす事が多い。インフルエンザとして流行するのは「A型」「B型」だ。「B型」は長期間免疫が働くのだが、「A型」は違う。このため、予防接種を打っても「A型」に感染することがあるのだ。
先日、39度もの高熱と全身の激しい筋肉痛に襲われた。おとなしく家で寝込んでいたが、どうにも我慢ができない。慌てて病院に駆け込んだところ、「インフルエンザ」と診断された。そう言われても「風邪のひどいのぐらいだろう」とタカを括っていたのだが、インフルエンザの実態はかなり恐ろしいものだった。